SDガンダムG-CENTURY
バンダイ
駄作(-30点) 2010年9月19日 ひっちぃ
戦争物ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに出てくるロボットのデザインをデフォルメしてアクション型シミュレーションゲームとして仕立て上げられた人気ゲームシリーズの、プラットフォームをプレイステーションに移しての初の作品。
確か私がプレイステーション本体と同時に買ったゲームの一つだと思う。私はこのシリーズが昔から大好きだった。半ばこのゲームで遊ぶためにプレイステーションの購入を決断したような覚えがある。
しかし期待は大幅に裏切られた。CGはとても美しかった。しかし戦闘のたびにCDの読み込みに時間が掛かった。はっきりいってとても遊べた代物ではなかった。私はろくにこのソフトを遊ぶこともなく封印した。当時六千円ぐらいしたソフトだったと思う。
だからどんなゲームだったかあまり覚えていない。確かガンダムシリーズのアニメ作品のストーリーが多少あったような気がする。
なぜこんなソフトを堂々と販売できたのだろう。開発段階ではたぶんCD-ROMではなくハードディスクかなにかの速いデバイス上でソフトを動かしていたんじゃないだろうか。いざ実際にCD-ROMに焼いてプレイしてみたら遊べたものじゃなかったけどいまさら販売しないわけにはいかなかったとか。第一作目でもファミコンのディスクシステムで結構長いロード時間が掛かっていたので、この程度ならプレイヤーは待ってくれるだろうとでも思ったのだろうか。と色々理由を考えてみてもしょうがない。
懐かしのBleem!みたいなプレイステーションのエミュレータをパソコンで動かし、パソコンの速いCD-ROMドライブにソフトを入れて動かせば、長かったロード時間も大幅に短縮されて遊びやすくなるかと思ったりもしたけど、動く保証があるわけでもないし、実際そうまでして遊びたいというほどではなくゲームの中身も知れていたので結局試さなかった。
結構データ量もあったあしデータベースも充実していた気がするので、ロード時間の問題さえなければ良作だったんじゃないかと思っていたけれど、ネット上の評判を見ると他にも色々問題があってクソゲー扱いされていたので、そんなにたいしたことのないゲームだったのだろう。その後しばらくアクション型シミュレーションゲームとしてのこのシリーズのゲームは作られなくなってしまい、このシリーズはいったん幕を閉じてしまった。
まだプレイステーションのゲームは店頭で売られており、このゲームも中古屋に行けば安く並んでいるかもしれないけれど、たとえこのシリーズが好きでも絶対に買ってはならないので注意して欲しい。まあ安ければ記念に持っておいてもいいかもしれないけれど。
|