


聖騎士ですが、高嶺の三聖女の誰かを酔った勢いで抱いてしまった件について 2巻まで
漫画: 佐藤茶菓子, 原作: 高野ケイ (竹書房 BAMBOO COMICS)
いまいち(-10点)
2025年8月18日
宗教都市ミュロンドには強力な加護を与えることができる「聖女」とその加護を受けることができる「聖女騎士」のペアを育成するヴァルハラ学園があった。聖女騎士候補生ブレイドはペア認定を受ける前に酔った勢いで記憶のないまま聖女候補の誰かと交わってしまう。ファンタジーマンガ。
気軽に読める恋愛系ファンタジーマンガが読みたくて手を出してみた。すでに実績のある聖女を抱いてしまった話かと思ったら、抱いたのはまだ聖女の候補に過ぎない三人の女学生の誰かで、なんだかありきたりな学園ものだったので思ったほど楽しめなかった。
聖女騎士候補が聖女候補を抱いてしまうと「聖刻」というかいわゆる「淫紋」のような下腹部の女性器の位置に浮かぶ紋様が合わさって変化してしまう。「聖刻」はなんと男にもあるので気持ち悪かった。この作品、どうやら青年マンガみたいで、そこそこエロを出している。ペア認定を受ける前に交わったことが学園にバレると追放されてしまうので、聖女騎士候補ブレイドは自分がどの聖女候補を抱いたのか確かめてそいつとペアにならなければならないみたいだった(たぶん)。
おそらくメインヒロインは幼馴染の黒髪ロングの女の子アイリスで、ブレイドが聖女騎士に憧れていたので自分も聖女を志すようになる。こいつは明らかにブレイドのことが好きで、自分の魔力が少ないのを気にしている。
次が後輩で小柄な女の子チナで、研究熱心なのか聖女と聖女騎士のちょっとHな関係に興味深々でブレイドに対しても積極的に攻めてくる。天然痴女だった。
最後が先輩のテレジアで、包容力のあるお姉さんタイプなので自然とブレイドを包み込むような動きをする。こいつは親に政略結婚させられそうになっているので、ブレイドは恋人のフリをして守ろうとする。
男の子キャラとしてはのぞきに誘ってくる悪友ユリウスがいるけれど、いまのところチョイ役だった。のぞきがバレそうになってブレイドを囮にしようとする。
正直キャラにもストーリーにもまるで引かれなかった。ブレイドは自分が誰を抱いたのか気になっているんだけど、自分の学園追放が掛かっているという意識が希薄というか、純粋に誰を抱いたのかにしか興味がなさそうだった。誰を抱いていたとしてどうなるという想像力も意志もなさそうだった。こいつアホなのか?
ヒロインたちも意志が希薄で、ちょっとHなイベントごとの状況にしか興奮していないように思えた。とりあえずアイリスだけはブレイドが好きなので彼のことを意識はしているんだけど、こいつですら自分がブレイドに何かされることにしか興味がない感じがした。原作の高野ケイという人は小説を書いている人らしいんだけど、キャラの感情を直接描かずに表層的な描写を重ねていくタイプの人なんだろうか。
漫画は佐藤茶菓子というエロマンガを中心に描いている人がやっていた。この人の作品を読んだ事があって、線がすっきりしていてリアル気味の体形で描くのが特徴だと思う。女の子はそれなりにかわいくて魅力的なんだけど、正直あんまり抜けなかった。一般マンガのほうが向いていそうだなと思っていて、今回この作品を読んでそのとおりだなと思った。前に見たときより画力が上がっているように感じた。
ちょっとHな作品が好きで女の子の気持ちを想像しながら読める人には楽しめたかもしれないけれど、自分には無理だった。
気軽に読める恋愛系ファンタジーマンガが読みたくて手を出してみた。すでに実績のある聖女を抱いてしまった話かと思ったら、抱いたのはまだ聖女の候補に過ぎない三人の女学生の誰かで、なんだかありきたりな学園ものだったので思ったほど楽しめなかった。
聖女騎士候補が聖女候補を抱いてしまうと「聖刻」というかいわゆる「淫紋」のような下腹部の女性器の位置に浮かぶ紋様が合わさって変化してしまう。「聖刻」はなんと男にもあるので気持ち悪かった。この作品、どうやら青年マンガみたいで、そこそこエロを出している。ペア認定を受ける前に交わったことが学園にバレると追放されてしまうので、聖女騎士候補ブレイドは自分がどの聖女候補を抱いたのか確かめてそいつとペアにならなければならないみたいだった(たぶん)。
おそらくメインヒロインは幼馴染の黒髪ロングの女の子アイリスで、ブレイドが聖女騎士に憧れていたので自分も聖女を志すようになる。こいつは明らかにブレイドのことが好きで、自分の魔力が少ないのを気にしている。
次が後輩で小柄な女の子チナで、研究熱心なのか聖女と聖女騎士のちょっとHな関係に興味深々でブレイドに対しても積極的に攻めてくる。天然痴女だった。
最後が先輩のテレジアで、包容力のあるお姉さんタイプなので自然とブレイドを包み込むような動きをする。こいつは親に政略結婚させられそうになっているので、ブレイドは恋人のフリをして守ろうとする。
男の子キャラとしてはのぞきに誘ってくる悪友ユリウスがいるけれど、いまのところチョイ役だった。のぞきがバレそうになってブレイドを囮にしようとする。
正直キャラにもストーリーにもまるで引かれなかった。ブレイドは自分が誰を抱いたのか気になっているんだけど、自分の学園追放が掛かっているという意識が希薄というか、純粋に誰を抱いたのかにしか興味がなさそうだった。誰を抱いていたとしてどうなるという想像力も意志もなさそうだった。こいつアホなのか?
ヒロインたちも意志が希薄で、ちょっとHなイベントごとの状況にしか興奮していないように思えた。とりあえずアイリスだけはブレイドが好きなので彼のことを意識はしているんだけど、こいつですら自分がブレイドに何かされることにしか興味がない感じがした。原作の高野ケイという人は小説を書いている人らしいんだけど、キャラの感情を直接描かずに表層的な描写を重ねていくタイプの人なんだろうか。
漫画は佐藤茶菓子というエロマンガを中心に描いている人がやっていた。この人の作品を読んだ事があって、線がすっきりしていてリアル気味の体形で描くのが特徴だと思う。女の子はそれなりにかわいくて魅力的なんだけど、正直あんまり抜けなかった。一般マンガのほうが向いていそうだなと思っていて、今回この作品を読んでそのとおりだなと思った。前に見たときより画力が上がっているように感じた。
ちょっとHな作品が好きで女の子の気持ちを想像しながら読める人には楽しめたかもしれないけれど、自分には無理だった。