全カテゴリ
  ■ フィクション活字
    ■ 歴史小説
      ▼ 織田信長
        △ ふじこ

  • 新着リスト
  • 新着コメント

    登録

  • ふじこ

    最低(-50点)
    2006年11月29日
    ふじこ


    しかしその時間稼ぎも限度に来ていた。
    毛利攻め(=義昭復権幻想の完全否定)の推進の一方で、信長が全ての官位を朝廷に返上したのである。
    朝廷は窮した。無官の信長が、征夷大将軍を討ち果たし、覇権を確立しようとしている。
    信長が打ち立てようとする信長秩序にとって、朝廷の権威はもはや不要と言われているようなものである。
    利義昭なのか近衛前久なのか、あるいは複数勢力の共謀なのかは分からないが、賛同を求められれば、朝廷も旧幕府も仏教勢力も町の権力者も、ほとんどすべての旧秩序維持派が賛同したにちがいない。
    それほどまでに信長は、悪魔的な存在になっていたのである。

    コメントはありません

    manuke.com